ブログ

医院ブログ
2019年08月

加齢による歯の黄ばみ

歯の構造は真ん中に神経があり、周りを象牙質が覆い,その外側にエナメル質があります。歯のエナメル質は半透明で中の象牙質は黄色っぽい色をしています。歯が真っ白でなく黄色みを帯びているのは象牙質の色が透けています。歯の象牙質で歯の色が決まるのです。(エナメル質の厚さや透明度、象牙質の色は個人差によって異なります)

 

『加齢による黄ばみの原因』

歳を重ねることで、エナメル質と覆われている象牙質が変化します。エナメル質は研磨剤が含まれている歯磨き粉で毎回ゴシゴシと間違った歯磨きをしていると削れて薄くなります。象牙質は元々白に近いクリーム色をしていますが新陳代謝を繰り返すことで色がだんだん濃くなります。つまりエナメル質が薄くなり、年月を経て色が濃くなった象牙質が透けて見えることが黄ばみの原因の一つです。

 

もう一つは飲食物の成分による着色です。赤ワインやコーヒー、お茶等に含まれる色素が表面だけではなく、エナメル質の中にまで入り込み蓄積された汚れも黄ばみの原因の一つです。

 

いかに正しい歯の磨き方が大切かということですね。市販の歯磨き粉には研磨剤がほとんど含まれています。歯科医院で相談なさって下さい。歯ブラシも固めの毛先は禁忌です。正しいブラッシングでいつまでも健康な歯でいらして下さい。

> 続きはこちら

熱中症

毎日、厳しい暑さが続いていますがいかがおすごしですか?暑い日が続くようになると、必ず目にするのが『熱中症』という言葉です。人間の体温は平均で36.9℃と言われています。この体温は身体の中で熱をおこすことによって生まれます。外の気温がある程度低いと、身体から出た余分な熱は周りの空気に溶けていきます。しかし、外の気温が体温と同じくらいもしくは、体温より高くなると、身体から余分な熱を出すことができなくなります。出せなくった余分な熱が身体の中にたまって体温を上げてしまいます。これが熱中症なのです。発症時期は梅雨明け後の7月中旬から8月上旬がもっとも多く、時刻は12時および15時前後と言われています。

 

【症状】は、めまい・たちくらみ・生あくび・口が渇く・筋肉痛・けいれん・吐き気、嘔吐・高体温などです。

 

【予防】は『水分をこまめにとりましょう』喉が渇いていなくてもこまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどは水分の吸収がスムーズにできます。『気温と湿度を気にする』自分のいる環境の気温だけではなく湿度も気にしましょう。日差しをさえぎる、風通しをよくするなど工夫を心がけましょう。『ぐっすり睡眠をとりましょう』エアコンや扇風機を適度に使い通気性のよい寝具やゆったりした服装などでぐっすり眠りましょう。『バランスのよい食事をこころがけましょう』バランスの良い食事で熱中症にかかりにくい丈夫な体をつくりましょう。

 

暑さはこれからが本番です。時節柄皆さまご自愛下さい。

> 続きはこちら